からりと軽い青森の町外れ

遺跡の丘に突然の雨

男女が 親子が 小学生が

走る走る

こちら出土品資料館の屋根の下へと

濡れることは笑うことで

笑うことは歩むことだ

ただあるがまま空のたもとを

屋根をたたく夕立の矢玉

こなごなに割れた用なしの器も

掘り出してまで直してくれる

やがて素敵な手に出会う

動物の骨で作った釣り針の返し

食べることは話すことで

話すことは勇気づけることだ

僕らのつましい航跡も

きっとあれくらい曲がれるだろう

どんぐりをこぼしながら

太陽を見送りながら

優駿の弧を描けるだろう

手のひらを見れば起伏が

山河のようにある