お姉さんが

一杯目の麦酒をまとめて持ってきた

各々の手元に渡れば

さあ乾杯だ

広がる大地には鍬を入れ

実った作物にはハサミを入れた

この日々を懐かしく思い出すのだろうか

様々な水の音が

それぞれの思いのうちに格納され

いつかの人

いつかの酒になる

大ジョッキを持ち上げる手は速く

梅酒の切子の相づちは華やかだ

ワイングラスは素早くおでこへ

おちょこの数は、ひ、ふ、み、よ

過ぎていく叶っていくさらわれていく

切なくも楽しい時間が

麦酒の気泡のように

騒がしい