北海道浦幌町。

町外れの球場の駐車場におっさんが2人いて、何やら話し込んでいた。

ひとりは作業着、もうひとりはワイシャツ姿で、仕事の話の続きの雑談といった風情で、何だか楽しそうだ。

風呂と買い出しを済ませた私が、1時間少し経ってから再びそこを通りかかると、おっさん達はまだ笑い合っていた。

親の工務店を継いだ兄と、市役所勤めの弟に見えなくもない。

嫁と子供のいない、上司や部下も、取引先や市民もいない、夕焼けの球場が、2人の浦幌なのかもしれない。